Q 仕事のやりがい、面白さ、苦労する点について教えてください
私達は民間企業でありながら食料供給の社会インフラを支える使命があります。所在する場所は大分市公設地方卸売市場の中にあります。私達の職場は24時間眠ることはありません。
大分県内はもとより全国から毎日多くの青果物が搬入されます。毎朝の「せり」開始時間には仲卸会社の社員や青果小売りの事業主の方々が集まり活気あふれる光景が展開されます。
せり人(営業担当者)は一瞬の判断で生産者が1年がかりで生産した品物を数秒で売りさばいてしまうこともあります。
生産者の顔とその青果物を買う人の間に立ちながら値段を決める。企業の一員でありながら個人商店のような面白さが連日繰り返されています。
バナナは海外からの輸入品で店先に並ぶのは1カ月前に注文したものです。国内に入ってきた時は緑色をしています。これを自分たちで追熟加工して黄色いバナナに仕上げます。
バナナの需要を見ながら先読みして仕入を行う。自分のアイデアや加工技術で売り上げを伸ばせる職場です。