Q どのような姿を目指している会社ですか(企業理念、経営方針)
明治28年の創業以来、石灰メーカーとして地域社会と共に発展し、安全で安価なアルカリ資源として社会に欠かせない価値を幅広い産業に向けて提供し続けることで、九州地区トップクラスのシェアを長きにわたって維持して参りました。
近年では、社会ニーズに即した高付加価値製品を独自に研究開発してきた中で得た知見・ノウハウを駆使し、主力の石灰事業から着実に事業領域を拡大させ“抗菌・防カビ材事業”や“高光沢・高白色顔料”といったケミカル分野への事業展開も積極的に行っています。
また、中長期経営計画〈2030VISION〉では「新たな価値創造への挑戦で社会の『カワル』を支えるベストパートナー」という古手川産業グループとしてのグランドビジョンを定め、当社はその中核企業としてグループ全体の進化・挑戦を牽引する役割を担っております。
これに基づき当社では基盤事業の更なる高収益化への取り組みや、SDGsの達成にも寄与する新たなケミカルソリューション事業の成長・創出に向けた挑戦などを行っていますが、なかでも注力しているのが“生産プロセスのデジタル化”つまりAI・IoT等の革新的な技術の導入です。
計測・検知を目的とした先進的なものから監視カメラまで、様々なデジタル機器を積極的に導入・連携し、生産現場から日々収集される大量のデータを効果的に活用できる体制を整備することで、生産性向上や課題解決に向けた分析力の強化、意思決定の迅速化等に繋げています。本取組についてはその実績が認められ大分県内の「スマート工場」の一例として各種メディアにも取り上げられています。また、今後のIT基盤強化に必要な社内技術者の育成にも力を入れています。
『石灰メーカーからケミカルソリューション企業へ』
この言葉を実現するべく、社員一人ひとりがその能力を最大限発揮できる“働きたい・働きがい”を感じられる企業であり続けたいと考えております。